オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

RFIDソリューション世界市場、2027年に2兆3379億円規模へ成長予測 矢野経済研究所調査 DX推進やDPP需要が後押し

矢野経済研究所は、RFIDソリューションの世界市場に関する調査結果を発表した。それによると、2024年の市場規模(RFID ICタグ、ハードウェア、関連ソフトウェアの合計、メーカー出荷金額ベース)は前年比110.8%の1兆6431億円となった。
アパレルを中心とした流通・小売分野での堅調な伸びに加え、製造業、医療関連、運輸・物流業など幅広い業界で拡大傾向。世界的な労働供給不足や業務効率化ニーズの高まりを背景に、RFIDソリューションの活用が拡大している。特に欧州市場を中心に、製品のトレーサビリティをデジタルで情報記録する「DPP(デジタルプロダクトパスポート)」と呼ばれる需要が拡大する見込み。日本国内でも、慢性的な人手不足や労働時間規制により、業務効率化が喫緊の課題となっており、幅広い業界でのRFID活用拡大が中長期的に期待されるとしている。
RFIDソリューション世界市場は年々拡大し、2027年には2兆3379億円に達すると予測している。

https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3803