オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

エア・ウォーター、大阪府堺市に新エンジニアリング拠点稼働 プラント製作能力2倍へ

エア・ウォーターは、大阪府堺市の堺事業所内に建設していた産業ガスプラント・機器の総合エンジニアリング拠点「グローバルエンジニアリングセンター」が完成し、稼働を開始した。投資額は約60億円。
新拠点の敷地面積は約2万6450平方メートル。事務所棟(鉄骨造6階建て、延床面積約6000平方メートル)は4月7日に、プラント製作工場(鉄骨造平屋建て、面積約5655平方メートル)は5月7日にそれぞれ稼働を開始する。プラント製作工場では空気分離装置、水素発生装置、LNG供給機器などを製造し、これにより同社のプラント製作能力は約2倍に増強される。
同センターは、大阪府内の3カ所に分散していた開発、エンジニアリング(設計、調達、製作)、オペレーション、メンテナンスなどの機能を集約し、国内外の拠点を有機的につなぎ、人材、技術、情報を集約することで、特に需要が旺盛なエレクトロニクス分野や、インド・北米といった海外市場での競争力強化を目指す。また、産業ガスプラントの「遠隔監視・支援センター」もリニューアルし、顧客への24時間安定供給体制も強化した。

https://www.awi.co.jp/ja/business/news/news-2025040301.html