
マコメ研究所 代表取締役社長 沖村 文彦
2024年度は、材料費と人件費の増加により、売上・営業利益ともに目標達成は叶わなかった。全般的に動きの激しい一年だったが、受注は前期比増と好調であり、顧客の過剰在庫も消化して正常化してきている。
主要カテゴリーでは磁気センサーが前年売上を上回ったが、磁気スケールやAGV用ガイドセンサーなどが伸びずに苦戦した。昨年リリースした新製品のロータリーエンコーダー「MRE」と回転ポテンショメーター「MRP」は顧客の評価も高く、徐々に出荷も始まり、今後に大きく期待できる。
営業面では、東京と大阪で開催された「ものづくりワールド2024」に出展し、ブースデザインを刷新したことで新規顧客の開拓につながった。他にも各地区で展示会に参加し、販路開拓に取り組んだ。
2025年は、顧客の過剰在庫の消化による受注の正常化に期待する。