
オプテックス・エフエー 代表取締役社長 湯口 翼氏
2024年度はオプテックスグループとしては増収増益が見込まれるが、当社単体としてはFA関連が欧州での在庫調整や中国の設備投資需要の低迷の影響で低調し減収となった。一方、国内ではIO-Link製品や赤外線サーモグラフィをきっかけとして半導体や自動車業界に参入する機会が増え、業績も順調に回復している。
製品面では、独自機能を持った16チャンネルのIO-Linkマスタが好調だ。お客様としてはアナログからデジタルへの置換えが加速するなかで、IO-Link通信をしなくても当社マスタをリモートIOとして使用したいというお客様が増えている。デバイス面でも拡充を続けており、高速・高精度で新コンセプトのIO-Link対応非接触温度計を8月に発売した。また画像処理分野では、独自のセンシング機能を搭載し照明の明るさ管理や個体識別が行える多機能LED照明コントローラが、順調に市場へ普及している。併せて防水防塵タイプのバー照明など、市場ニーズに沿ったセンシング照明のラインアップを拡充中だ。