
世界最大規模の国際産業見本市「ハノーバーメッセ2025」が、3月31日から4月4日まで、ドイツ・ハノーバー市の国際見本市会場で開催される。今回のテーマは「産業変革ー持続可能な産業の活性化」とし、電気、機械、デジタル産業、エネルギー関連企業など世界70カ国から約5000社が出展し、未来の製造とエネルギー供給に関わるソリューションを紹介する。
また毎回、特定の国がフォーカスされるパートナーカントリーは、今回はカナダが務める。「未来はここにある」をテーマとし、200社以上のカナダ企業が参加する予定となっている。
今回は、米国は大統領交代にともなう自国の産業復興を進め、中国は景気低迷が続くが輸出補助金によって対外進出を強め、一方で欧州は持続可能でデジタル化された産業への移行を進めており、産業を取り巻く環境は混沌と変化点にある。ハノーバーメッセはこの状況に対し、製造業を中心に産業の未来の姿を提案・議論する場として開催され、出展企業も最新技術や製品、未来に向けたコンセプト等を中心にブースを展開。デジタル化、オートメーション、電気の活用を中心に、AI技術も多く展示、紹介され、持続可能な産業の実現への解決策が世界中から集まる場となっている。