ロックウェル オートメーションは、製造現場の多種多様なデータを組み合わせて分析するデータ分析プラットフォーム「Factory Talk Analytics」について、AIを活用した資産管理と予知保全ソフトウェア「FactoryTalk Analytics GuardianAI」をはじめとするAI新機能の提供を開始した。
製造現場が自動化から自律化へと進化するためにはAIの活用は欠かせず、同社はFactory Talk Analyticsに、生産計画やエネルギー消費、保守メンテナンスなどの製造管理層、コントローラなど制御層、センサやアクチュエータ等のセンシング層の各レイヤーとアプリケーションにそれぞれ最適なAI機能を展開。
製造管理層へは、製造オペレーション管理システムの頭脳部分を司る「OptimAI」を提供し、生産スケジュール、予防保守サイクル、在庫、作業員の割り当てなど最適化された運用計画を作成。制御層へは、次世代の制御システムとなる「TwinAI」を提供し、コントロールする生産プロセスのモデルを学習し、学習したモデルを使用してプロセスをリアルタイムで最適化し、OptimAIによって定義された計画を実行。センシング層では、製品の状態を可視化してTwinAIにフィードバックする「VisionAI」、機械学習による予測モデルを使い、直接測定できないプロセスの変数を推測する「LogixAI」など各アプリケーション向けの機能を提供。また工場内の機器などの資産の状態を検知し、情報をTwinAIと共有し、AIによる予知保全を可能にする「GuardianAI」の提供を開始した。