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三菱電機、配電用変圧器事業を日立産機システムに譲渡

日立産機システムと三菱電機は、三菱電機のFA制御機器などの開発・生産を行う名古屋製作所で製造する配電用変圧器事業を日立産機システムに譲渡し、両社の事業を統合することに合意した。10月1日から段階的に譲渡し、移行期間は三菱電機として供給を継続し、譲渡完了は2026年4月1日を予定している。
日立グループでは配電用変圧器をグローバルに展開しており、国内では日立産機システムがトップメーカーとして電力損失が少ないアモルファス合金を鉄心に採用し高いエネルギー消費効率の製品や、植物油(エステル油)を使った高い環境性能と安全性を実現した製品などを提供している。グローバルでは、日立エナジーが液体封入型や乾式変圧器を産業や運輸分野向けに提供している。
三菱電機 名古屋製作所の配電用変圧器事業は、トップランナー油入変圧器Rシリーズを中心に省エネ性能の高いラインナップを揃えて展開してきたが、安定した製品供給と事業のより一層の強化に向けて今回の事業譲渡を決定した。名古屋製作所で製造する変圧器を対象とし、系統変電システム製作所 赤穂工場で製造している変圧器は対象外としている。

https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2024/0405.pdf