
オムロンのインダストリアルオートメーションビジネスカンパニー(IAB)傘下のオムロン上海工場(OMS)が、環境負荷軽減と経済的成長の両立を目指す模範工場として中国政府から「2022年度国家グリーン工場」に認定された。
OMSは、2005年に中国・上海に設立した制御機器事業の中核生産拠点。制御機器の生産、研究開発、技術サポート、アフターサービスを担い、IoTやSPC(統計的工程管理)などを使用して品質変動とリスク管理を把握し、デジタル化の面で絶えずイノベーションを創出して生産ライン全体の可視化の技術導入を強化している。
国家グリーン工場は、2017年から開始された中国政府による認定制度で、環境に配慮した製造モデルを推進するもの。今回OMSは、エネルギー見える化システムを導入するなど生産性と省エネルギーを両立する製造現場実現に取り組んできたことなどが評価され、上海市の推薦を受けて、初めて認定取得にいたった。