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NECA、2023年度5月制御機器出荷統計 580億6300万円 5月単月で過去最高 増産による受注残で国内好調

日本電気制御機器工業会(NECA)は2023年度5月単月の制御機器の出荷統計をまとめた。出荷総額は前年比9.6%増の580億6300万円で、5月度としては過去最高を記録。12カ月連続で前年比を上回った。納期問題からの受注残対応の増産が継続して行われている結果であり、PLC/FAは昨年度末から4月、5月と急激に出荷が減少し受注残の解消が確実に進んでいると分析している。
5大品目では、PLC/FAは前年比33.2%増、金額で55億7100万円増の223億3100万円。12カ月連続で前年を上回った。制御用リレーは8.4%減の131億4000万円、制御用専用機器は15.5%増の108億9700万円、検出用スイッチは2.4%減の85億2600万円、操作用スイッチは15.1%減の31億6900万円となった。
仕向地別では、国内は21.1%増の355億500万円となり、11カ月連続で前年を上回った。PLC/FAは43%増、制御用専用機器は26.1%増、制御用リレーは3.9%増、検出用スイッチは7.6%増となり、操作用スイッチ以外は前年を上回り好調を継続している。
輸出は4.7%減の225億5900万円となり、輸出比率は38.9%となった。国・地域別では全地域で前年割れ。特に中国の19.3%減、北米の18%減が響いた。また製品別でもPLC/FAの20.7%増以外はすべて前年を下回った。

https://www.neca.or.jp/