
島津製作所と農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、食品・飲料メーカーの健康に寄与する研究や製品開発を支援する「NARO島津テスティングラボ」を、京都市中京区の島津製作所開発棟ヘルスケアR&Dセンター内に開設した。
同ラボは、食品・飲料メーカーの研究員が企業ごとに1カ月単位で入居し、機能性成分の探索やその含有量を測定する高速液体クロマトグラフ質量分析計や、香り成分を評価できるガスクロマトグラフ質量分析計など最新の分析計測機器を利用して研究開発をすることができる。また島津製作所と農研機構が豊富な経験と技術を提供し、分析計画の策定から実施までをサポートする。3月以降、すでにカゴメ、はくばく・森永乳業らが順次利用予定となっている。