オムロン、モーター状態監視機器「K7DD-PQ」発売 制御盤への後付けで簡単にサーボモータの異常検知

オムロンは、装置の異常状態を人に代わって監視・通知する状態監視機器の新シリーズとして、サーボモータなど負荷変動の激しいモーターの状態監視に対応した「K7DD-PQ」を3月1日に国内で、4月3日から順次グローバルで発売する。
 同製品は、2017年から発売開始している三相誘導モータ、制御盤内の温度異常、絶縁不良検出、金属ヒータの劣化傾向など状態監視機器に連なるシリーズで、今回は頻繁に速度が変化するサーボモータや負荷変動が激しいモータの状態監視に適した製品を開発・発売する。
クランプ式の電流センサで制御盤内に後付けでき、サイズも小型・コンパクトで狭い盤内にも収まるサイズに抑えている。計測した電流と電圧から400種類以上の特徴量を演算し、多様な構成部位のさまざまな異常を検知することができる。例えば、工作機械の主軸モーターの刃具の摩耗や切粉の噛み込み、ベアリング劣化など様々な故障に対して事前に設定することで故障モードを個別に監視することができる。収集したデータから自動でしきい値を設定し、熟練技能者の経験や感覚に依存していた保全業務を自動化・効率化し、設備の突発故障を防止する。
検知した異常は本体のLED照明とパネル画面への表示のほか、積層表示灯等へ外部出力も可能。ITスキルが不要で、現場で制御盤への取り付けから監視を簡単に行うことが可能になる。

https://www.omron.com/jp/ja/news/2023/02/c0201.html

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