【2023年 年頭所感】一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会 会長 森川博之 インフラ、サービス両面で

2023年の年頭にあたりまして、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症で制約された経済活動や社会生活がようやく落ち着きを取り戻し、この間浮き彫りとなった社会全体のデジタル化の課題解決だけでなく、5Gや光ファイバ等のイン

フラ整備を官民一体となって加速させた一年でした。

地方と都市の格差をデジタルで解消するために、2023年度までに5Gの人口カバー率を95%に引き上げることなどを見据えた政府が掲げる「デジタル田園都市国家構想」では、新たにデータセンターや海底ケーブルの地方分散等によるデジタルインフラの一層の強靭化などを加え、引き続きインフラの整備が進められていきます。

地域活性化、DX化の柱として期待される5G/ローカル5Gの早期全国展開、利活用拡大は喫緊の課題であると同時に、2030年に登場する次世代通信のBeyond5G(6G)に向けた研究開発の

いっそうの強化は、すべての産業領域が対象となる業界連携を巻き起こし、日本の強みを生かして世界で勝ち残り、日本を元気にするための競争力の源泉であり、本年はこれらをより具体的に推進する重要な年となります。

私たちCIAJは情報通信産業を代表する団体として、今年創立75周年を迎えました。

これまで多くの皆さまのご理解とご協力に支えられて今日に至りましたことに、深く感謝申し上げます。

これからも多くのご期待に応えるべく、ICT産業の活性化に繋がる政策提言、新たなビジネス創出に向けた環境整備、情報通信業界を取り巻く諸課題解決に向けた活動を推進し、2030年に訪れますBeyond5G(6G)時代に向け、発展する通信インフラ領域への取り組みを強化し、これからも日本の情報通信ネットワークを支え続けて参ります。

 情報通信技術の進化は、遠隔操作や無人化、サイバー空間と現実社会が一体化するサイバー・フィジカルシステムを形作り、私たちの社会生活や経済活動において、安全・安心な社会の実現へ寄与するだけでなく、2030年の未来社会の姿を描き、新しい価値の創出に不可欠です。

また、技術の進化による通信インフラの高度化は、これまで同様、新しいサービスの登場を支えます。

CIAJには、通信キャリアと通信機器メーカーだけでなく、サプライチェーンを構成する部品、電源、測定器などのメーカー、ソフトウェアやソリューションを提供するベンダーなど多くの企業に加盟頂いており、

多様な産業領域の皆様とともに「共感」「繋ぐ」「巻き込む」を実現し、インフラとサービスの両面を支え、日本を元気にして参ります。

最後になりますが、コロナ禍の完全終息と経済活動のさらなる活性化を期待するとともに、皆様にとりましても本年が明るく実り多い年となりますことを心から祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

https://www.ciaj.or.jp/

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