【2023年 年頭所感】一般社団法人キャビネット工業会 会長 加藤 時夫 環境テーマに取り組み推進

新年明けましておめでとうございます。 旧年中はキャビネット工業会に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 おかげさまで当工業会は昨年の10月で22年目を迎えることができ、関係業界ならびに 団体の皆様方の温かいご支援とご理解の賜物と深く感謝しております。
昨年の国内情勢は、年初には長期化するコロナ禍において感染対策と社会経済活動の両 立がすすみ、経済は持ち直しの動きが見られました。一方、ウクライナ情勢等により原材 料ならびに資源価格の高騰が起こり、世界的インフレの影響により回復は緩慢な動向とな りました。後半には建設市場での設備投資や環境投資の増加など明るい兆しも見えるよう になりました。年末にはサッカー・ワールドカップ(W杯)も開催され、日本代表とサポ ーターが一体となって強豪チームを相手に熱戦が繰り広げられ、国内に多くの歓喜と希望 をもたらしました。
昨年はこうした中で多くの展示会が対面での開催となり、当工業会も6月のJECA FAIR2022に出展し、改定規格や新たな技術資料のほか、調査、試験に関する直近 の取組をご紹介しました。改定版キャビネット規格では電設規格との整合を図り、技術資 料は環境課題に対する事例をQ&A形式でご紹介するとともに、ホームページでの公開を 図りました。
脱炭素社会に向けカーボンニュートラルへの取組が喫緊の課題となるなかで、関連投資 は加速しており、エネルギー関連、半導体、次世代通信、バイオ事業のほか、今後さらに 普及が見込まれるEV関連など、各方面で設備需要の安定供給に応えていく必要がありま す。
当工業会では環境テーマの取組として、昨年は金属及び樹脂キャビネットに関する耐候 性試験を拡充させデーターの蓄積を図るとともに、環境機関への訪問や関連団体との意見 交換による情報共有をすすめました。
近年の異常気象による自然災害の増加など、環境課題への取組は一段と重要性を増して おり、今後も必要とされる基準の標準化を推進して情報提供に努め、関連団体との連携を 強化して市場の要求に柔軟に応えてまいります。
本年も一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 この一年の皆様のご健康とご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

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