ルネサスエレクトロニクスは、2018年から産業分野で協業を進めてきた、4Dイメージングレーダ製品を提供するインドのファブレス半導体企業ステラジアン社を買収し、車載・産業向けのレーダ事業に本格参入する。
ステラジアン社は、2016年創業のスタートアップ企業ながらレーダに関する高い専門性を有し、76~81 GHz帯の4Dレーダトランシーバでは高性能・高集積による小型化と電力の高効率化を実現する技術を保有している。
ルネサスは今後これらの設計資産と専門的知見を活用して車載レーダ製品を開発し、2022年中のサンプル出荷開始を目指す。さらに、同車載レーダ製品と、レーダ信号を処理するためのADAS用SoCやパワーマネジメントIC、タイミング製品、認識用ソフトウェアを組み合わせた車載レーダソリューションを開発する