【FA製造業2022トップインタビュー】強みに磨きをかけ成長 サンワテクノス 田中 裕之 代表取締役社長

第10次中期経営計画「NEXT 1800」の最終年度である2022年3月期は、現状では売上高が前期比10.3%増の1487億円、経常利益が同69.0%増の43億4000万円を予想している。20年後半から立ち上がった景気は21年に入っても継続し、当社の受注も昨年3月以降6月まで、毎月過去の実績を更新する状態が続いた。販売する製品が入らない中で受注残が増加しているが、上期は何とか仕入れすることができ、売り上げにつなげることができた。ただ、下期以降は本当に製品が入りづらくなってきている。

現在、グレートリカバリー(大回復)に向けた新たな挑戦を行っている。FA業界はコロナ禍であっても、自動化、ロボティクス化、5Gなどによる省人・省力化ニーズに応える大きな需要がある。当社も約2年間のリモートワーク経験でその利便性と、リアル面談の重要性も認識できたことから、今後はWithコロナの新しい時代に向けた市場開拓に取り組む。

今年はSCM(サプライチェーン)の混乱は落ち着くだろうが、根本的にやるべきことがあり、そこに磨きをかけていく。当社のグローバルSCM機能は、コロナ禍のロックダウンや米中の貿易戦争の中でも強みを発揮し、お客様から喜ばれている。商社の役割である物流と在庫機能を、DX時代に対応したきめ細かな管理で構築していきたい。

1年前に開設した東京テクニカルセンターは、昨年はコロナで活用が制約されたが、ソリュ-ション営業のヒントを提供する拠点として今年は利用を推進していく。国内のスマート営業所も、昨年は甲府、金沢、北九州に開設したが、今年は盛岡も検討している。

22年4月から3カ年の新しい中期計画をスタートさせるが、25年度までの経営構想「サンワビジョン2025」に基づき、25年から30年までを含めた長期的視点で考えていきたい。

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