【FA製造業界2022トップインタビュー】新製品投入で攻めを強化 相原電機 城岡 充男 代表取締役社長

2021年4月期の売り上げは、半期で前年度比120%となっている。例年下期は売り上げが上がる傾向にあり、さらに上振れする可能性もある。納期も原材料の確保などをしっかり行っていたこともあり、きちんと管理できている。ただ、銅線、鋼板などの価格高騰は大きなコストアップになっており、21年9月に価格改定を発表し、お願いしているところだ。

22年1月8日から、トランスの新製品「ECL-Nシリーズ」の販売を開始した。従来のECLシリーズ(50VA~1.5kVA)をボビン化して、20~25%のコンパクト化を実現した。また現在、災害などで停電になった時の防災対策用としてスマートハウスの準備が進められていることに対応して、車を電源にしてハウスに電気を供給する機器用に2kVAクラスのトランスの注文が増えている。少なくとも22年中は注文が継続することが予想され、新製品の生産と合わせ、工場は残業をしながらのフル稼働の状態だ。協力工場にも生産をお願いしているところだ。

増産対応と製品開発強化へ、21年5月に本社3階の床をフラット化して、ボビン化に対応した新しい巻き線機を6台導入するとともに、本社隣接の倉庫をリニューアルした。2階に開発部門の部屋を設け、倉庫も1~3階のレイアウト変更で拡張できた。21年5月にホームページを全面リニューアルし、斬新なデザインに一新しており、当社のイメージアップにつながることを期待している。

今年の見通しは明るいと見ている。新製品の投入やスマートハウス向け需要などもあり、来期の売り上げも計画通り行けると思う。

今年で創業58周年を迎えるが、社内の「FPTプロジェクト」を中心に60周年に向けた取り組みを進めている。トランスを取り巻く環境は大きく変化しようとしているが、当社は制御用専業メーカーとしてオンリーワンを目指して、攻めの姿勢を継続していきたい。

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