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安川電機 ハンドリング・組み立て用途ロボ 食品加工用途に対応 耐食性優れたメッキ 塗装剥離のリスク除去

安川電機は、ハンドリング・組み立て用途ロボット「MOTOMAN-GPシリーズ」として、特殊な表面処理と食品機械用の潤滑剤を使用することにより、食品加工用途で使用できる新仕様の「MOTOMAN-GP8(可搬質量8キログラム、最大リーチ727ミリメートル)」を、10月25日から販売開始した。価格はオープン。

新製品は、食品加工工程における自動化に向けて、ロボット本体をメッキ塗料による表面処理を行わなくても耐食性を向上できるメッキを採用した。また、外観に使用されるボルトも、耐食性に優れたステンレスボルトを採用している。これにより、塗装ががれることによる塗装片の混入リスクをなくすとともに、水・アルコール・酸性・アルカリ性の洗浄液(洗浄液の指定あり)での清掃に対応している。

さらに、滑らかなアーム形状のため食材や調味料がロボットアーム上に付着・堆積しにくく、防塵・防滴構造(IP67)により、ふき取り・洗浄が容易に行える。加えて、ロボット各軸の可動部やギアに塗布・充填されている潤滑剤に、万が一ラインに混入しても極力健康に被害を与えないH1認証取得の食品機械用潤滑剤を採用することで、潤滑剤混入リスク対策を行っている。

そのほか、低温でも通常動作を確保できる食品機械用潤滑剤を使用することで、生産性への影響をなくしている。
 主な用途は、食品加工工程での食材の開梱・加工・梱包、食品・化粧品等の衛生品の箱詰めや段ボールへの収納など。

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