【製造業BIツール導入事例】郷商事、ジールとともに在庫の適正管理に向けた基盤を整備

郷商事は、建設・農業機械メーカーや家電メーカーが製造する機器の部品を販売し、商事・貿易部門と生産管理部門を併せ持ったメーカー機能商社として事業を展開している。建設や産業、農業機械の部品として使われる油圧ホースなど材料の在庫適正化が課題となっており、ジールの技術支援を受け、ウイングアーク1st社の国産BIツール「MotionBoard」と「Dr.Sum」を組み合わせた在庫管理ソリューションを導入し、在庫管理の基盤を整備した。(導入事例の全文はこちら)

背景と課題
保有在庫の適正化が課題にデータを活用した管理の徹底化へ

 顧客からの納期厳守のため、急な発注にも対応できるよう、材料の在庫を確保しておく必要があったが、時には在庫の増加もあり、在庫適正化と維持が課題となっていた。

 特に建設機械部門が取り扱う油圧ホースは、ロール束で仕入れられ、同社のグループ企業の工場で指定される長さに切断したり、金具を装着して加工したりするなど、さまざまな工程を経て製品として顧客に納品される。その過程では、どうしても材料ロスが発生してしまうが、目標として設定していた数値よりも実際のロスが上回ることがあった。

 これまでの在庫管理では、毎日、担当者が1時間ほどかけて担当者がCSV形式でデータを抽出して資料を作成していたが、担当者はその他の業務で忙しく、登録漏れやチェック漏れが生じることもあった。そうなると理論在庫と実在庫に差異が発生し、材料の棚卸し時に誤差が出てしまう状況だった。

採用のポイント
ジールとウイングアーク1st社が協同開発した在庫管理テンプレートを評価し「MotionBoard」と「Dr.Sum」を採用

 データを活用した在庫管理の徹底をはじめ、在庫の適正化と持続的運用が可能な仕組みの実現が急務となっており、そうした課題の解決に向けて郷商事が選択したのは、ウイングアーク1st社の国産BIツール「MotionBoard」と「Dr.Sum」を組み合わせた在庫管理ソリューションで、その導入と構築を支援するパートナーを担ったのがジールだった。

 MotionBoardを選択した理由の1つが、ジールとウイングアーク1st社の協同開発による「在庫管理テンプレート」が用意されていたことである。在庫管理やその適正化のためのノウハウを凝縮したテンプレートを用いることで、短期間でのシステム構築が可能になることが期待され、また国内ベンダーのほうが手厚いサポートを期待できるとことも評価ポイントとなった。

 さらに、MotionBoardによる生産進捗見える化など、グループ企業の工場内の活用の幅を拡げられることも期待した。

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