【各社トップが語る2021】サンセイテクノス「『徳目追求』で社員の成長を」浦野俊明 代表取締役社長

サンセイテクノス 浦野俊明 代表取締役社長

 

2021年3月期の上期売り上げは、前年同期比91%の104億円、経常利益は同101%の10・2億円となっている。昨年春からの新型コロナの影響もあり上期の売り上げは苦しかったが、徐々に落ち込みから回復し、昨年10ー12月期の売り上げは101%と前年を上回っている。今後の市場の動きは予測が難しく、まだまだコロナ次第の面が強い。

昨年11月から中部物流センターが稼働している。3階建延べ床面積4058㎡(約1300坪)の規模で既存の南大阪物流センターと同水準の大きさであるが、機械導入や運営の工夫により、合わせると在庫保管能力が従来の約3倍に拡大し、1日の取り扱い能力も2・3倍に拡充できた。これにより、中部地区のお客様にも物流面で関西地区と同等のサービスが提供できる。

同時に、物流拠点が2カ所になったことで、BCP(事業継続計画)上も、製品流通を止めることなく供給できる環境を構築できた。中部の稼働で南大阪は、人とスペースの両面で余力が生じたことから、今年は南大阪の設備や運用を改善し、関西方面のサービス体制を強化していく。

長期の経営テーマに「顧客感動」を掲げているが、その実現に向けたサブテーマに今年は「徳目追求」で取り組む。社員1人ひとりが「徳」を意識して行動することは、このような時代では、とりわけ大切であり、社員各人の人間的成長は結果、会社の成長につながる。

昨年は、オフィスを4カ所(小牧、播磨、南大阪、茨木)開設している。社内の密を避けると同時に、お客様の近くに拠点を置くことで移動時間も減らせ、訪問件数も増やせる。コロナ禍の中にあっても、高い付加価値とサービスの提供をしっかりと行えるように、今後もリアルとリモートを使いこなして成果につなげていきたい。

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