【各社トップが語る2021】スワロー電機「ニーズ対応の製品開発推進」河原道彦 代表取締役社長

2021年1月6日

スワロー電機 河原道彦 代表取締役社長

 

2020年5月期の売り上げは、19年度にあった特需が無かったことなどから前年同期を下回った。今年度の上期は、前年同期比12%ほど下がっている。コロナウイルス感染症の影響で経済全般に停滞した影響が大きく、さらにトランスの材料である銅価格が上昇してコスト増につながっている。営業もコロナの影響で対面営業がしづらいことから、WEB会議を活用しながら、販売店と連携して拡販活動を展開している。コロナの影響で春先から止まっていた案件も昨年11月頃からは、動き出し始めており、下期以降に期待をしているところだ。

マイナスの影響が大きいコロナであるが、これによる新しい需要も生まれている。そのひとつとして、フットペダル式消毒液スタンドの販売を開始している。コロナウイルス感染症予防対策として、体温の測定とともに、フットペダルを踏むことで消毒液が噴出する仕組みで、ネット販売のアスクルなどのルートを通じて販売している。またコロナ対策として、オゾンイオン発生器の開発も共同で進めており、順調に進めば今年夏ごろには販売を開始できるのではないかと思う。

さらに、今年春頃の製品化を目指して開発中なのが、イオンリチウム電池搭載の溶接機だ。従来の鉛電池搭載の溶接機に比べ軽量化できることから、持ち運びが容易になりニーズは多い。

こうしたなか、工場スペースに余裕があった主力の堺工場(大阪府)であったが、生産スペースに余裕がなくなり、昨年初め頃から本社工場に一部移管している。堺工場付近には拡張できる用地を確保しており、今後の市況を見ながら判断したい。

大阪では25年に万博開催が予定されているが、その波及効果を期待するとともに、コロナが収束し、早く正常な経済活動になって欲しい。