【各社トップが語る2021】アイ・ビー・エス・ジャパン「こと売り専任部門新設」望月綾子 代表取締役社長

アイ・ビー・エス・ジャパン 望月綾子 代表取締役社長

 

決算期を12月に変更した2020年の売り上げは前年比98%で終った。3月までは前年同期比売り上げ・利益共に上振れしていたが、新型コロナの自粛期間中、新規開拓がほぼできず、さらに大手の直販案件が後ろ倒しになるなどで大きく予測が狂った。9月以降は特注案件が多くなる一方、流通や製造業で投資が減った影響を受けている。コロナに対応して、6月から複数人数を同時に検温できるサーマルカメラの輸入販売を開始、多くの引き合いがあった。

外勤訪問ができづらいことから、WEB上で製品やホワイトペーパーなどの掲載を多くしたことでPV数は増加。さらにリアル展示会ができない中で、7月からウェビナーを、10月は当社独自のコンテンツでのオンラインセミナーをそれぞれ開催し、リードの取得に取り組んだ。

昨年、TSNスイッチや産業用セキュリティ製品をリリースし、今年以降の拡販に向け、現在セミナーなどで啓蒙活動中である。また、リモートの監視や制御ニーズでカメラの需要が増えており、台湾・Vivotekカメラも販売が伸びている。さらに、コネクシオのIIoTゲートウェイの営業強化や交通系でのカメラ監視案件も9月以降から刈取りが始まった。

今年は、いよいよ「こと売り」を専任で考える部隊を新設し、ソリューションビジネスの構築を進める。ものの単体売りではなく、「こんなことに困っている」といった案件が製造業系で更に多くなってきているためだ。また、営業戦略を考える販促部隊も新設し、出社できない、人手が足りないといった課題をITで解決する仕組みを提案していく。「産業のIT化」といえばIBSになることが我が社の10年ビジョンで、コロナ禍を克服するミラクルなソリューションを、社会に、人々の生活に起こせる支援に取り組んでいきたい。

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