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【各社トップが語る2021】SaaSis「SaaS連携時代の到来」宮川樹生 代表取締役

SaaSis 宮川樹生 代表取締役

 

当社は、SaaSを中心とする既存のシステム同士をAPI連携し、DX実現の支援を目的に2019年3月に設立した。設立間もない企業だが、多くの企業でSaaS同士のAPI連携による業務システム構築に携わり、SaaSの持つ柔軟な仕組みをいち早く取り入れてきた。

昨今はコロナ禍によりテレワーク等の新しい働き方が世間に浸透した。それに伴いSaaS業界は各ベンダーのSaaSが独立して導入されることだけでなく、他社のSaaSとの連携を用意する動きがより一層盛んになっている。

21年はまさに「SaaS連携の時代」であり、製造業も例に漏れず各業務システムの連携がますます容易になり、デジタルファクトリー化やコネクティッドインダストリー実現を後押しするだろう。実際に多くのお問合せをいただき、日本を代表する企業・団体のプロジェクトが新年からスタートする。

当社は、SaaS連携の時代になる以前、さらには起業前からSaaSの知見、及びAPI連携のノウハウを培ってきたメンバーが集まる企業だ。国内外問わずさまざまなSaaSやAPIドキュメントをリサーチ・検証し、複数のSaaS連携という独特の導入・運用支援をご提案してきた。業務システムの構築は工数やムダの削減に注目が集まるが、よりパワフルな効果はビッグデータの収集と分析・アクションだ。

21年は今まで以上に見通しの立たない時代であると予想されるが、ビッグデータのような目に見える情報を繋げることで未来が予測し易くなると考えている。当社の新たな価値として「未来の可視化」の支援を行うとともに、次世代デジタルファクトリーを構築するコンソーシアム「Team Cross FA」幹事企業として製造業DXを推進していくことを21年の目標に据えている。