【各社トップが語る2021】IMV「FA用に振動センサ訴求」小嶋淳平 代表取締役社長

2021年1月6日

IMV 小嶋淳平 代表取締役社長

 

当社は創業から60余年、加振装置のパイオニアメーカーとして歩んでおり、主力の振動発生装置は飛行機、自動車、人工衛星、鉄道車両といった産業での試験に用いられるほか、スマホやEVの電池試験といった生活分野などでも役に立っている。

他方当社はいままで、FA(ファクトリーオートメーション)の分野に進出することはなかった。振動は複雑で扱いにくい制御パラメータとして製造現場からは敬遠された歴史があり、FA用センサの大手メーカーが振動センサの分野にほとんど入ってこなかったのもその難点を解決するハードルが高かったからだと認識している。それはやはり技術面や人材面での負担が大きかったからだ。

当社には振動専業メーカーとしての歴史と技術蓄積、そして人材も揃っていることから、FA業界への参入の機会を狙ってきた。3年前、FA業界出身の事業本部長を迎えたことで、FA用途に特化した振動センサ「VP8021シリーズ」の販売を昨年秋から開始している。その後、新型コロナの発生で拡販は牛歩となっているが、機械の「予知保全」における振動制御へのお客様の声は強く、見えない振動の可視化やデジタル化する当社への期待の大きさを感じている。昨今もてはやされるDX、クラウド、AIと云った言葉は、これまでの生産現場には新しいが、働き方改革も相まってこれら全てへの対応を現場が否応なしに迫られる時代がもうそこまで来ている。

当社の予知保全は、CBM(状態基準保全)を提案するもので、機械が壊れてから現場が慌てることの回避、あるいはロスの多いTBM(時間計画保全)をCBMで代替解決するのは働き方改革への貢献でもある。

FAの現場をより快適に変えていくために、当社が予知保全で価値を提供できるよう引き続き努力していきたい。