20年・20年度 油圧・空圧機器需要見通し、空圧機器1.6%増4222億円

中国の工作機械・スマホ関連、急回復

日本フルードパワー工業会は、「2020年・20年度油圧・空気圧機器需要見通し」を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大で油圧・空圧機器ともに需要が落ち込んだが、下期は中国を中心に回復基調に向かいつつあり、空圧機器は前年・前年度比プラスになる見通しとなっている。

空圧機器の出荷額予測は、20年暦年ベースで前年比1.7%増の4215億円、年度ベースでも1.6%増の4222億円となると予測している。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で工場稼働が低下し、自動車をはじめ需要が落ち込んだ。メモリ市況低迷が一段落したことや医療機器メーカーによる投資需要が急速に伸びているが、全体の落ち込みを補いきれていない。一方で、輸出は4-6月期を底に中国市場の工作機械・スマホ関連事業が急回復し、前年度比7.5%増2210億8000万円となった。

需要部門別では軒並み前年比マイナス。一般機械は732億7000万円(3.0%減)、化学窯業製品は168億1000万円(10.6%減)、電気機械は146億4000万円(3.0%減)、輸送機械は125億5000万円(4.7%減)の見通し。

油圧機器は、20年暦年ベースで前年比15%減の3302億円、年度ベースでも13.9%減の3259億円と予測。市場の約4割を占める建設機械部門が新型コロナウイルス感染拡大の影響で、主力機種である油圧ショベル・ミニショベルが落込んで大幅の減少。輸出部門も下期に減少幅は縮小するものの回復までには至らず、9.8%減の1445億2000万円。需要部門別では、需要の約4割を占める土木建設機械が16.8%減の1281億4000万円、工作機械も16%減の122奥6000万円にとどまる見通しになっている。

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