村田製作所は、ヘルメット取り付け型センサデバイスを用いた「作業者安全モニタリングシステム」のセルラーLPWAモデルを新たに開発した。
同システムは、ヘルメットに装着されたセンサデバイスによって、作業者の生体情報と周囲の環境情報を計測し、作業者の安全を遠隔から監視できるシステムとして、Sub-GHz帯特定小電力無線モデルが2019年から発売されている。
新製品は、作業現場にゲートウェイや中継器の設置が不要となり、公衆通信網(基地局)を活用して作業者の情報を直接クラウドに収集できるセルラーLPWAモデル。電設工事作業など毎日訪問する現場が変わる場合や、広範囲で作業が行われる場合などに適している。これまでの熱ストレス対応、転倒、落下の検知に加え、GPSによる位置検知も可能となった。
6月からフィールドテストを実施し、7月から販売を開始する。