日本電機工業会(JEMA)と日本電気制御機器工業会(NECA)は、PLCの使用状況等を調査した「2019年度プログラマブルコントローラおよびプログラマブル表示器の使用状況調査(Webアンケート)報告書」を公開した。
回答者はエンドユーザー(44%)、セットメーカ(31%)、エンジニアリング・システムインテグレータ・ソフトウエア受託開発等(21%)で、彼らのPLCの使用用途は「搬送装置」が60%で最も多く、「組立加工機械」(39%)、「プラント制御装置」(35%)が続く。「産業用ロボット」も増加している。PLCを選ぶ条件は「信頼性」が最も多く44%。「プログラミングの容易性」(35%)、「価格」(32.4%)、「技術サポート」(25.0%)と続いた。
PLで改善を期待したいことについて「プログラムの互換性(メーカ間/既存製品間)」が34%でトップ。「プログラミングの容易性」(30%)と「価格」(25%)への要求も高かった。
報告書ではこのほか、プログラマブル表示器の使用状況や制御システムのセキュリティ対策などについての調査も収録している。JEMA刊行物センターからPDFをダウンロードできる(https://www.jema-net.or.jp/cgi-bin/user/summary.cgi?jem=1223)