横河電機の共焦点スキャナユニット、ISSに無事到着

横河電機の共焦点スキャナユニット「CSU-W1」を搭載した共焦点顕微鏡システム「COSMIC(コズミック)」が、5月26日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機によって、国際宇宙ステーション(ISS)に搬入された。
 
ISSは地上約400キロメートル上空に建設された宇宙施設で、ISSの日本実験棟「きぼう」は、日本初の有人実験施設であり、ISSの中で最大の実験モジュールとなっている。千代田化工建設が開発したCOSMICはこの「きぼう」に設置され、2020年秋から生命科学分野の実験に活用される予定。地上では実現できない宇宙の微小重力環境における高度なライブセルイメージングが可能となり、基礎生命科学や細胞医療への貢献が期待されている。
 
COSMICに搭載された横河電機のCSU-W1は、生きた細胞内のたんぱく質の動きや生理反応のリアルタイム観察を可能にするユニットで、細胞を扱う研究分野でグローバルに活用されている。同社は計画当初から、千代田化工建設やJAXAとCOSMICの開発に携わってきた。

共焦点スキャナユニット「CSU-W1」
国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」©JAXA/NASA

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG