矢野経済研 業務用サービスロボ調査、19年度28%増65億円市場に

2020年5月13日

搬送ロボ、PASけん引

矢野経済研究所は、国内の業務用サービスロボット市場の調査レポートを発表し、19年度の業務用サービスロボット市場は前年度比27.9%増の64億6400万円とし、22年度には129億1500万円まで伸びると予測している。

調査では、業務用サービスロボットを搬送ロボットや掃除ロボット、パワーアシストスーツ(PAS)、レジロボット、検査・点検ロボット、警備ロボットの6タイプを抽出。タイプ別では製品価格が高い搬送ロボット(非ガイド走行式AGV)と低価格だが出荷数量が多いパワーアシストスーツが市場を牽引。床掃き・床洗浄・窓拭きなど安定した用途を持つ掃除ロボットも一定の存在感。異業種からの参入や新製品の投入が盛んな用途のロボットが市場を押し上げている。

18年度の市場規模(メーカー出荷金額ベース)を前年度比22.8%増の50億5500万円となった。19年度には64億6400万円(27.9%増)に成長する見込み。それ以降も搬送ロボットや掃除ロボット、PASが成長を牽引し、22年度には129億1500万円になると見通している。

業務用サービスロボットは、人による作業を代替することで肉体的負担や手間を軽減し、作業効率を向上することで、結果的に労働力補完につながる点がメリット。コストメリットが導入検討時の大きな判断材料となり、ユーザにより異なる使用場面でメリットが見込めるか、そのメリットが製品価格に見合う内容かが問われることとなる。

また製品化のめどがつくことで話題が先行し注目を集めることにはなるが、それだけで需要に結びつくものではなく、ユーザの正しい認識と使い方、得られるコストメリットで評価される。