日立製作所 AR活用し実用化、鉄道車両向けボルト締結作業管理

2020年3月25日

日立製作所は、YAMAGATA、京都機械工具と共同で、AR技術を利用した鉄道車両向けボルト締結作業管理システムの実用化に成功した。

鉄道車両の製造において、機器類を固定するボルトは確実に締結し、その結果を記録する必要がある。これまで日立ではデジタルトルクレンチシステムを使用して、自動でボルトの締結力の判定と、タブレットPCを用いてその結果を記録していたが、タブレットPC上で指定されたボルトと、実際に締結したボルトが一致しているかを確認するのに手間がかかっていた。

新システムは、ヘッドマウント型スマート端末のディスプレイ上にボルトの3Dモデルが表示され、締結すべきボルトの位置や、そのボルトを規定された力で締結したかの確認ができるメーターを表示し、デジタル処理による作業記録の自動管理が行える。ボルトの締結が不十分な場合には、再度作業を行うよう表示される。また、熟練者の作業を記録したデータをAR作業指示データとして再利用することができ、製造のほかメンテナンスや修繕の現場にも活用できる。

新システムを利用したボルト締結作業