工場新設・増設情報 3月第2週 サキコーポレーション、明電舎、コカ・コーラ、DIC、ニッパツ

2020年3月11日

【国内】

▶︎サキコーポレーション
電子部品実装工程向けX線自動検査装置の生産能力の拡大を目的に、奈良県大和郡山市に新たに工場を開設し、伊賀工場の生産を移管する。

新工場は、DMG森精機の奈良事業所内の敷地および建屋を活用して、最先端の装置の製造ラインを構築し、3月2日から稼働開始した。伊賀工場での生産を順次奈良工場へ移管し、4月末の移管完了を目指す。この移転により、国内生産拠点の総面積は現行の約2倍、生産は3倍以上の増産が可能となる。

延床面積は約2597平方メートル。


 

▶︎明電舎
電動車用駆動モータ・インバータ一体機の生産能力増強のため、名古屋事業所内(愛知県清須市)に新工場を建設し、新たな生産ラインを構築する。これにより、現在の生産ラインと合わせた名古屋事業所における電動車用駆動モータ・インバータ一体機の生産能力は、年間34万台となる予定。

延床面積は5229平方メートル、着工は2020年8月、稼働開始は2021年12月を予定。投資金額は約51億円。

 

▶︎コカ・コーラ ボトラーズジャパン
熊本工場(熊本市)敷地内に新倉庫が1月に竣工し、2月28日から本格稼働を開始した=写真。新倉庫は高密度保管システムを採用した自動倉庫で、従来の約半分のスペースで製品を保管することが可能。熊本工場では、阿蘇の天然水を採水した「い・ろ・は・す」を製造している。

延床面積は5561平方メートル、保管数量は1万2500パレット、投資額は約23億円。

新倉庫外観

自動倉庫

 

▶︎DIC
水処理などに用いる大型脱気モジュールの生産能力強化を目的に、グループ会社のDIC化工市原工場(千葉県市原市)の生産設備を増強した。新設備の稼働により、中空糸膜モジュールの生産能力は従来の1.5倍となる。

大型脱気モジュールは、水から酸素や二酸化炭素を除去して液体の純度を高める機能を有しており、半導体や液晶ディスプレー、電子部品の製造工程で用いられる超純水を製造する水処理装置メーカーが主な販売先となる。今回の生産能力増強により、中空糸膜モジュール事業の売上高は、2021年には19年比で約1.7倍を目指すとしている。

投資額は約16億円。

DIC化工市原工場(左)と大型脱気モジュール

 

【海外】

▶︎日本発条
米国・インディアナ州にあるグループ会社のNHKシーティング オブ アメリカ(NSA)に、自動車用シート工場を新設する。NSAは、自動車メーカーへシートやその構成部品を供給しているが、このほど、顧客の生産能力増強に対応するため新たな生産拠点を設置。新工場に完成シート生産ラインを集約し、現行の工場はシート金属フレームやウレタンパッドなどの構成部品の生産工場とする予定。

敷地面積は約18万5000平方メートル、稼働開始は2021年上期を予定、総投資額は約40億円。