【各社トップが語る2020】ECADソリューションズ「盤製造支援新製品に期待」鈴木忍 代表取締役社長

ECADソリューションズ 鈴木忍 代表取締役社長

 

2020年3月期の売り上げは、ウィンドウズ7終了に伴う電気設計CAD更新への効果もあり、前年対比で微増となる見込み。人手不足、働き方改革関連法の施行などで、設計・購買・製造業務での生産性向上が急務になっている。

当社の電気設計CAD「ECAD DCX」は、こうした動きに対し、リードタイム短縮と省力化に貢献するシステムとして採用が増えている。クラウド部品ライブラリのデータベースの情報も、47社115万点と100万点を超えた。

昨年は全国15カ所で紹介セミナーを開催し、利用する顧客が増え始めている。今後も引き続きデータ拡充に注力するとともに、クラウド部品検索ツールの利便性向上に努める。

20年2月にはECADシリーズのバージョンアップを予定している。トレーニングはeラーニングも含め5コースを、本社(さいたま市)と大阪営業所で実施しているほか、他地域でも開催を計画。また、19年4月からは親会社の日東工業と連携して、日東工業のキャビネット加工が簡単・短納期で注文できる「ECAD・キャビスタ連携」の提供を開始した。展示会などで紹介しているが、昨年11月のIIFESでは、来場者数が前回の2.5倍に増えた。

盤製造部門向け新製品「WIRE CAM DX」を、20年5~6月に発売予定している。図面が読めない非技術者でも盤製造が容易に行えるという顧客の期待度が高い製品。ECADで活用実績がある配線測長機能を拡張し、CADの種類を問わず、PDF、紙図面からも配線データの作成が可能。ECADを利用中の顧客は元より、他社製CADを利用中の顧客にも盤製造効率化に貢献できる。

21年3月期の売り上げは、ウィンドウズ7終了による需要減はあるが、数%の売上増を目指す。今年は新製品紹介セミナーや展示会出展などを通じて新規の顧客開拓を進める。

 

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