【各社トップが語る2020】エニイワイヤ「魅力ある『省配線』訴求」鈴木康之 代表取締役社長

2020年1月8日

エニイワイヤ 鈴木康之 代表取締役社長

 

2020年3月期の売り上げは、過去最高であった前年度に比べ10%ぐらい下がりそうだ。液晶、半導体、スマホ、米中貿易摩擦などの影響が出ており、自動車も陰りが見られる。

こうした中にあって、省配線システム「AnyWireASLINK」の販売は20%アップになっている。導入社数が1年間で約100社増えて850社を突破し、全社売り上げの40%を超えている。省配線、省工数、センサ情報の見える化といった特徴が、人手不足、働き方改革、装置・ラインの立ち上げ時間短縮といったニーズに合致し、導入のイニシャルコスト以上の投資効果に繋がっているようだ。YouTubeでの配信動画も後押しとなっていると思う。

さらに、ロボット向けでもフリーケーブルとしてケーブルの種類を問わず接続でき、省配線のため断線リスクも防げるなどの特徴から好評で、ロボットSIにも販促活動を強めている。

新製品として、透明なビンやペットボトルを検出できるAI応用の透明体検出センサ、部品取り出し間違い時のトレーサビリティデータが取れるナビゲーションターミナルなどを発売予定で、特に、ナビゲーションターミナルは、作業者を特定できるなど、高度なポカよけ機能を内蔵している。また、IO-LinkからAnyWireASLINKへの接続ユニットを20年春に発売する。接続できるデバイスが増え、更なる適用範囲の拡大に繋がるとみている。

21年3月期の売り上げ見通しは不透明であるが、5Gやスマホの回復などで半導体関連の立ち上がりに期待し、10%ぐらいは伸ばしたい。

AnyWireASLINKの需要はまだまだあると思われ、お試し採用やリピートユーザーの深掘りなどの地道な営業活動を継続し、人手不足の今だからこそ、あらためて「省配線」の魅力を訴求していく。

 

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