【各社トップが語る2020】パトライト「成長事業を加速する」高野尚登 代表取締役社長

2020年1月8日

パトライト 高野尚登 代表取締役社長

 

2019年度の業績は厳しい状況。国内では半導体や自動車など各業界の不振の影響を受けている。また、米中問題やEUでのブレグジットなどにより海外事業でも苦戦。

しかし、国内の車両搭載関連の新製品や、現場における生産性向上のための改善投資に対応したソリューション関連の売り上げは好調。19年も中期経営革新計画に則り、強い利益体質・安心品質づくり、そして成長のための投資は継続して行ってきた。

グローバル事業拡大戦略として、ECチャネルの拡大や取り扱いアイテム数の増加、あらゆる顧客接点においての提供情報の多言語化も順調に進行。さらにロジスティック面でインフラ整備も行った。三田工場から海外の販社の在庫をコントロールする「最適在庫マネージメント」を行う予定である。

販社に在庫管理を任せるのではなく、生産側で在庫基準を決めて運用することで、納期と生産量の最適化を行い、即納体制による顧客満足度アップを図る。パートナー開拓については、グローバル各地域で戦略的に協業しているが、SI系の開拓にも注力している。Azureなどの認定を取得することにより、各ソリューションベンダーの案件から自社製品へと導いていく取り組みもスタートした。

成長投資として、エンドユーザー向けソリューションを展開。19年10月に開設したIoTラボは非常に反響も大きく、見学プログラムがすでに20年2月まで埋まっている。

従来のFA領域以外での市場開拓として、病院での遠隔監視や研究・試験所での試験機稼働率改善、スーパー等の小売りでのレジ自動化、災害系のアプリケーションなど、新規事業の種を蒔き、点から線、そして面となってくように取り組んでいく。既存事業は改善を続け、そこから生じた資源を成長事業領域へ投資することにより、成長事業を加速していく。

 

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