【市況見通し】サービスロボット世界市場、22年に495億ドルへ 掃除や物流、検査など特定作業型が市場をリード

2020年1月8日

着実に普及が進むサービスロボット。国際ロボット連盟(IFR)は、サービスロボット世界市場について、22年には家庭用・業務用を合わせた市場は18年の3.8倍となる495億ドル(5兆2965億円)に達すると予想している。

18年のサービスロボット市場は、家庭用ロボットは世界で1630万台が販売され、販売額は前年比15%増の37億ドル(3959億円)に達した。19年には35%増の2210万台、27%増の46億ドルに伸長し、22年には6110万台、115億ドルに拡大すると見られている。

AGVなど物流ロボットと、検査・メンテナンス用ロボットが中心の業務用サービスロボットは、18年は27万1000台を販売し、販売額は前年比32%増の92億ドルとなった。こちらも強い拡大傾向で、19年には33%増の36万1000台、37%増の126億ドルになり、22年には100万台、380億ドルになると見られている。

物流ロボットは世界的にECが普及して取り扱い荷数が増えている背景と、主要メーカーからの製品が投入されていることから急速に増加。18年は60%増の11万1000台が販売された。うち10万3000台が倉庫やロジスティクスセンター、病院など。製造業向けは7700台だった。19年には58%増の17万6000台、22年には71万2000台に達するとされている。

検査・メンテナンス用ロボットは10万6000台が販売され、業務用サービスロボットの39%を占めた。かなり低価格の標準ユニットから高価なカスタムまで、幅広いロボットをカバーしているという。

また手術ロボットなど医療用ロボットは18年には50%増の5100台が販売され、19年に7200台、22年には1万9700台に到達する見込み。農業用ロボットは、搾乳ロボットが5800台(8%増)販売され、畜産業界に少しずつ浸透している。農業ロボットは今後の成長が期待されており、18年の480台から19年には720台(50%増)、22年には2400台が期待されている。