アズビル 光電スイッチ、耐環境性を強化。本体・ケーブルへの油の影響低減

2019年10月2日

アズビルは、自動車関連設備の金属加工ラインなど過酷な使用環境での長期使用が可能な耐環境光電スイッチ「形H2B」の販売を開始した。

新製品は、金属加工ラインで冷却に使用される各種クーラント(油剤)が付着することによるスイッチ本体のクラック(ひび割れ)や、ケーブル部分からの油の内部侵入などに対する耐環境性を強化。スイッチ本体に高い耐衝撃性を持つダイカストハウジング、およびレンズ部にもガラスカバーを採用した樹脂レス構造により、クラックの発生を防止した。

また、多重シール構造により本体の部品隙間からの油の侵入を防止している。

さらに、ケーブル部も、引き出し口のシール性向上やケーブル内部のスペースへエポキシ樹脂等を充填することにより、ケーブル部からの油の内部浸入を防止している。しかも、ケーブル長10メートルの機種も標準でラインアップしており、ケーブルの中継延長が不要で、中継部分からの油の侵入防止にも貢献する。

加えて、レンズの光芒を細くしたスリット内蔵モデルをラインアップしたことで、細径工具の有無や、異形部品の品種判別などの小さな検出物の検出性能が向上した。

光電スイッチの用途は大半がクリーンな環境での使用を想定して、樹脂ハウジングタイプの製品が多い。しかし、自動車や自動車部品の金属加工ラインで使用される工作機械などの製造装置では、冷却用に各種クーラントが使用され、油の内部浸入が主原因の故障も多くなっている。

新製品は、クーラントからの保護性能を強化することで、堅牢性・耐油性を大幅に向上させ、厳しい使用環境下における生産ラインの安定稼働を実現できる。