シュナイダー セキュアパワー事業部新バイスプレジデント多田氏、エッジ領域に注力

2019年8月7日

クラウドサービス 日本市場で拡大を

シュナイダーエレクトリックは7月29日、日本におけるセキュアパワー事業部の新バイスプレジデントとして多田直哉氏が就任し、事業の方向性について説明した。

エッジ領域に注力すると話す多田氏

 

セキュアパワー事業部は2019年初めにITビジネス事業部から名称変更し、データセンター、エッジ環境のITとIT以外の環境に向けて安全な電源と冷却ソリューションを提供している。多田氏は自社の強みについて、ITとOTのポートフォリオをそろえ、両方の顧客がいることとし、「ビル、データセンター、工場プラント、公共インフラに対して電源とデジタル化を通じて両方の見える化を進める」とする。

同事業部のビジネス領域は、ユーザー企業から遠く離れて大規模なコンピュータ処理とストレージを行う「セントラライズド」と、ビルや工場、施設などデータが発生する場所に置かれる小さな規模の「ローカルエッジ」、ユーザー企業の近くに置かれる中小規模の「リージョナルエッジ」の3つにまたがり、特にエッジに着目しているという。

エッジは3つの環境に分類され、工場や倉庫など環境コントロールが難しい場所、店舗や学校などある程度制御できる場所、サーバールームや中小データセンターなどITに特化した設備を持った場所がある。

 

同社はそれら全てに対してEcoStruxure ITとして、デバイスからエッジコントロール、アプリ・アナリティクスまでカバーし、セキュリティと電源、冷却、エンクロージャーなどのコンポーネンツと、マイクロデータセンターやモジュラー式オールインワン型の小型データセンターをそろえている。

エッジ環境特有の複数の遠隔地にあるサイトや運用管理者のいないサイトに対しても、クラウドベースのDCIMツールで監視・管理体制を提供し、その運用主体も自社やパートナー、同社から要望に応じて柔軟に選べるようになっている。

多田氏は日本市場に対し「エッジコンピューティングにフォーカスし、お客さまメリット最大化のためのクラウド・サービスモデルを拡大する。さらにパートナー企業とのエコシステムを深化させて、ビジネス提供していく」と抱負を述べた。