工場新設・増設情報 7月第5週 荏原製作所、椿本チエイン、三菱ケミカル、日本触媒

2019年7月31日

【国内】

▶︎荏原製作所
精密・電子事業カンパニーの主力製品であるドライ真空ポンプ・排ガス処理装置の実験・開発を行う新たな実験開発施設「精密コンポーネント開発・イノベーションセンターV6棟」(神奈川県藤沢市)の竣工式を行った。

拡大傾向にある半導体製造装置市場と、先端研究開発設備、分析装置、医療機器などでもドライ真空ポンプや排ガス処理装置の需要が多様化していることから、多種多様な要望に効率的に応えるための開発設備と体制を築くとしている。

建築面積は約2245平方メートル(地上2階建て)、建設費は約10億円。10月1日から本格稼働を予定。

精密コンポーネント開発・イノベーションセンターV6棟外観

 

▶︎椿本チエイン
埼玉工場(埼玉県飯能市)内に自動車部品の新工場棟「新テンショナー工場棟」を建設、竣工式を行った。

同社は自動車エンジン用タイミングチェーンシステム市場の世界No.1サプライヤーとして世界8カ国で生産を行なっており、埼玉工場はそのマザー工場の役割を担っている。新工場棟では、自動車エンジン用タイミングチェーンの振動抑制に使用される部品「テンショナ」を製造する。

延床面積は1万1300平方メートル(2階建て)、量産開始は12月を予定。

 

【海外】

▶︎三菱ケミカル
炭素繊維複合材料であるSMCの製造設備を、同社が44%出資するC.P.C.社(イタリア・モデナ市)の隣接地に新設する。

SMCは、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の中間基材の一種で、長さ数センチメートルにカットした炭素繊維を樹脂中に分散させたシート状の材料。現在、欧州の高級車メーカーを中心に材料認定の取得を受けるべくSMCの開発を進めており、今後の需要に応じるため生産設備を新設。生産体制を国内の愛知事業所とあわせて、グローバルに拡販を進めていく。

稼働開始は2020年9月を予定。

 

▶︎日本触媒
インドネシアの子会社PT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIAが、同社敷地内(インドネシア・チレゴン市)で、アクリル酸(AA)年間10万トン設備建設の起工式を行なった。

AAは、高吸水性樹脂やアクリル酸エステル等の原料として堅調に需要が伸びていくことが見込まれ、同社グループでは19年7月の年間生産能力88万トンを、21年11月以降に年間98万トンへと生産能力の拡大を図る。

完工は21年3月、商業運転開始は同年11月を予定。