工場新設・増設情報 5月第5週 キヤノン、ブリヂストン、兼松エンジ、森永乳業など

2019年5月29日

▶︎キヤノン
キヤノンとキヤノンモールドは金型事業の拡大に向け、キヤノンモールドの茨城県笠間市内にある6カ所の工場を集約・刷新し、同市内の新用地に工場を建設する計画を発表した。新工場は、建物や設備を刷新し、生産能力の増強と物流効率の向上を図っていく。

敷地面積は約10万平方メートル、延床面積は約1万8000平方メートル。操業開始は2020年8月を予定。投資額は今後3年間で約100億円以上(土地・建物=キヤノン、設備=キヤノンモールド)。

キヤノンモールド新工場(イメージ)

 

▶︎ブリヂストン
重要な生産拠点の一つである北九州工場の隣接地を、将来的にタイヤ生産などに活用することを見込み取得予定であることを発表した。北九州工場では、建設・鉱山車両用ラジアルタイヤを生産しており、新たに取得する土地の具体的な活用計画は、中長期的な視点から検討中としている。

取得予定地の面積は約14万平方メートル、価格は約24億円。

 

▶︎兼松エンジニアリング
主要製品の強力吸引作業車や高圧洗浄車が、都市再開発事業向けの需要に加え、全国的なインフラ整備・長寿命化等に伴う幅広い需要と、オリンピック以降も国土強靭化計画を背景に受注環境は堅調に推移するものと見込まれ、新工場(高知市)の建設を行う。現在、高知県の南国市と高知市に分散している生産拠点を集約し、さらに主要部品を製作する強力会社2社が隣接することで、よりスピーディーな生産体制を構築する。

敷地面積は2万6474平方メートル、着工は19年10月、竣工は20年11月を予定。投資総額は約40億円。

 

▶︎森永乳業
連結子会社の森永北陸乳業福井工場において、菌体の生産体制の強化を目的に新棟を建設し、製造ラインを増設する。国内のビフィズス菌・乳酸菌菌体市場は伸長しており、家庭用商品だけでなくBtoBの原料販売にも注力している森永乳業は、18年度国内の菌体BtoB事業が14年度比で約4倍に伸長。また海外でも中国や北米などを中心にプロバイオティクス市場が伸長していることから新棟の建設と増設を行う。

延床面積は3590平方メートル、着工は19年7月、稼働は20年秋ごろを予定。総投資額は約21億円。

 

▶︎宇部興産
山口県宇部市の宇部ケミカル工場敷地内に第五医薬品工場を建設することを発表した。第一医薬品工場から第四医薬品工場は、中・大規模な生産に対応した4つの製造工場を中心に医薬品原薬・中間体事業を展開しており、新工場では少量・高活性の原薬製造に特化し、開発から商用生産までを一貫して行い、より幅広いニーズに対応していく。

延床面積は約1000平方メートル。21年5月の完成後に試運転を行い、同年6月から商業生産に入る予定。

 

▶︎ホクショー
白山工場(石川県白山市)の敷地内に18年6月から建設を進めていた第3工場が竣工した。新工場は、第1工場で稼働している粉体塗装自動化ラインと、第2工場のファイバーレーザー加工機を集約し、生産能力の増強および保管スペースの拡充を図り、より一層の生産性の向上を目指すとしている。

延床面積は9149平方メートル、建築面積は6249平方メートル(2階建)。場内設備工事完了後、9月から本格的に生産稼働を開始予定。

第3工場外観