ファナック サーボモニタと良否判定 開発、機械・深層学習を活用

2019年5月15日

ファナックは、プリファード・ネットワークス(東京都千代田区)と共同で、機械学習・深層学習を活用した「AIサーボモニタ」と「AI良否判定機能」の新たなAI機能2点を開発した。

AIサーボモニタ(レベル4・深層学習)は、工作機械の送り軸や主軸の状態を把握するため、制御データを高速サンプリングして収集し、深層学習を適用して異常度を提示する機能。正常動作中のモータのトルクデータを学習して正常状態を表すモデルを作成し、実稼働中のトルクデータと比較して異常度を算出、提示する。機械のオペレータは、この算出された異常度を監視することで、送り軸・主軸の異常の兆候を加工現場で知ることができ、故障前のメンテナンスを行うことが可能となる。

AI良否判定機能(レベル3・機械学習)は、溶接したナットや組み付けた部品の有無の確認、部品の表裏が正しく組み付けられているかなど、生産工程での確認作業を、ロボット制御装置の内蔵ビジョンで行うことができる機能。従来のビジョン機能である、物と形状と位置を見つけるといった判定方法ではなく、機械学習を用いた画像から良否を判定するため、対象物の周辺状況やハレーションによる変動に強い、ロバストな検査工程を実現できる。

また、ビジョンパラメータの細かいチューニングが不要で、OKとNGの画像を数枚から数十枚学習させるだけで、簡単に高精度な判定を行うことが可能となる。

AIサーボモニタは7月から、AI良否判定機能は8月から出荷開始予定。