アマダHD 日立との協業で、次世代製造モデルを国内主要拠点に構築

2019年4月17日

ハンズフリー組立ナビ稼働

アマダホールディングスは、日立製作所との協創を通じてIoTを活用したヒトに優しい次世代製造モデルを国内の主要拠点に構築する。

第1弾として2020年4月までに板金加工機械を手掛ける富士宮事業所(静岡県富士宮市)、土岐事業所(岐阜県土岐市)においてハンズフリーの組立ナビゲーションシステムや生産計画立案の自動化システムなどを構築する。

 

現在、アマダグループはファイバーレーザ加工機や自動化対応装置といった板金事業部門の商品供給体制を整備し、欧米で生産能力の増強を推進中。さらに富士宮事業所と土岐事業所に新工場、富士宮事業所近郊にサプライヤー拠点を建設し、グローバルで生産体制の最適化を図っている。両社は18年6月からIoTを活用した次世代製造モデルの構築に向けた協創を開始している。

今回は協創の具体的な取り組みとして、板金加工機械に使われる大型部材の複雑な組立工程で、熟練者のスキルに依存することなく一定品質が担保できる製造現場を目指し、富士宮事業所で日立の「Lumada(ルマーダ)」の音声解析と画像解析技術を用いたハンズフリーの「組立ナビゲーションシステム」を構築し、19年2月から稼働を開始した。

さらに、常に生産計画の変更がともなう変種変量生産に迅速かつ柔軟に対応するため、日立の大みか事業所(茨城県日立市)で適用している、生産計画の自動立案システム「工場シミュレーター」をベースに開発した「生産日程計画自動立案システム」を構築する。製造現場の状況のKPIを一元的に見える化する「製造ダッシュボード」と併せて20年度から富士宮・土岐事業所で稼働予定となっている。

アマダは次世代製造モデルの構築により、両事業所内における人材の多様化比率を3倍、生産性を30%向上させることを目指す。21年度まで国内外の拠点に横展開をする計画となっている。