【各社トップが語る2019】セイコーエプソン、マーケットイン開発強化

ロボティクスソリューションズ事業部 事業部長 吉田 佳史

2018年の市況は良かった。車載向けは好調だが、スマホ系は減速気味。リチウムイオンバッテリーや太陽光パネルはまずまず。地域別では、中国は前年並だが、自動車部品が増え、リチウムイオンバッテリー向けの設備投資が戻ってきている。

一方で多くの企業がASEANや他の国へのシフトを考えており、その際のサポート体制について聞かれることが増えてきた。アメリカも今までロボットが入っていなかった業界や用途が伸びている。ヨーロッパも堅調で、ドイツとその周辺国が順調。またインドは人件費が安く、人口が多いのでこれからの市場ではあるが、想像を超えた使い方をよく見かける。とても興味深く、ポテンシャルを感じる地域だ。国内は力覚センサを使った難しいアプリケーションが多い。

製品としては、コントローラ内蔵型スカラロボット「Tシリーズ」が欧米は良かったが、中国はローカル企業との競争が厳しかった影響で横ばい。同じコントローラ内蔵型の6軸ロボット「VTシリーズ」は価格が抑えめなところが好評で、国内外で受注が多かった。スカラロボット「LSシリーズ」は、10キロ可搬のLS10を新発売し、6キロと20キロの間にあったラインナップ上の空白を埋めることができた。

いま全社的号令として、社内の自動化を進めている。これまでは単純作業のみだったが、今は実験的にどんどんロボット化している。プリンタやプロジェクタなど精密作業の生産ラインにも広げており、提案力の強化につなげたい。

19年は、協働ロボットを出す予定。12月の国際ロボット展での出品を目指して開発を進めている。営業面ではソリューション提案を強化する。顧客に開発中の製品やソリューションを事前公開し、その反応を見ながら作り込む。プロダクトアウトからマーケットインへと活動を変化させていく。

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