オムロン、世界最高レベルのモーション制御性能を持つプログラマブル多軸モーションコントローラー発売

2018年8月1日

〜ナノメートル単位の高精度な位置決め制御を実現〜

オムロンは、ナノメートル単位のモーション制御を実現するプログラマブル多軸モーションコントローラー「CK3Mシリーズ」を2018年8月1日よりグローバルに販売し、電子機器や自動車の進化を支える未来のモノづくりに貢献します。

「CK3Mシリーズ」は、半導体製造装置などで広く採用されているデルタ タウ データ システムズ社が開発した「PMAC(プログラマブル多軸モーションコントローラー)」が持つ世界最高レベルのモーション制御能力と、オムロンが長年培ってきた放熱性、耐ノイズ性などの高い設計技術を融合させ、コンパクトなサイズを実現した汎用モーションコントローラーです。

▲プログラマブル多軸モーションコントローラー「CK3Mシリーズ」

 

近年、半導体デバイスの微細化や構造の3次元化が進み、自動車においても、内外装部品の形状の複雑化や素材の多様化が進んでいます。こうした中、製造装置には、高分解能の「スケール」や「モーター」など様々な周辺機器を最適に同期させた、高精度な位置決めや軌跡制御が求められています。

一方、従来の汎用コントローラーでは接続できる周辺機器が限定されるため、各機器に対応した複数のコントローラーを用いて制御する必要があり、完全な同期制御の実現は困難でした。そこで、装置メーカー各社は、装置専用のコントローラーボードを自社開発し、独自の制御アルゴリズムを組み込み制御していましたが、搭載部品の生産中止にともなう設計変更など、コスト面で大きな負担となっていました。

「CK3Mシリーズ」は、汎用コントローラーでありながら、「スケール」メーカー各社の通信規格や、「EtherCAT」通信に対応することで、多様なモーターや高精度なスケールなどの様々な周辺機器と接続することができ、1つのコントローラーによる高速な同期制御を実現します。また、モーション制御を簡単にプログラムできるPMAC専用言語に加えC言語にも対応し、装置メーカーが独自の制御アルゴリズムを作りこむことを可能にします。

 

「CK3Mシリーズ」の主な特長

・最適な機器構成を実現
「CK3Mシリーズ」は、汎用コントローラーでありながら、様々な「スケール」や「モーター」などの周辺機器に対応できるインターフェースを持つことにより、 1コントローラーで高精度な同期制御を実現し、最適な機器構成でマシンパフォーマンスを向上させます。

・世界最高レベルの制御周期
サーボサイクル50μs/5軸という世界最高レベルのモーション制御性能を有しており、高速なフィードバック制御を行うことで、精密加工において高精度な軌跡制御が可能です。

・高度な独自制御の組み込みが可能
PMAC専用言語や、C言語を用いて、ユーザー独自の複雑・高度なアルゴリズムのプログラミングが可能です。サーボドライバーの「フルクローズドループ」※2をコントローラー内に組み込むことが可能です。装置のメカ構造に最適化された「制振制御」など、ユーザー独自の装置制御を実現することが可能です。

 

「CK3Mシリーズ」は2018年4月1日より特定の顧客企業に向け販売を行い、機能を拡充した上で、一般販売を開始するものです。オムロンは、モノづくり現場を革新するコンセプト“i-Automation!”※3のもと、ナノメートル単位の制御を実現する高性能かつコンパクトなコントローラー「CK3Mシリーズ」を通じて、電子機器や自動車の進化を支える次世代のモノづくりに貢献します。

※1 モーション性能16.6μs/1軸、50μs/5軸 (2018年7月時点当社調べ)
※2 制御対象部の位置をフィードバックして高精度に位置制御を行うこと

出典:オムロン「世界最高レベルのモーション制御性能を持つプログラマブル多軸モーションコントローラー『CK3Mシリーズ』発売」