日本モレックス、省スペース設計で柔軟性に優れたフィルム型バッテリー「Thin-film Battery」を発表

2018年7月20日

世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス(神奈川県大和市)は、単回使用(使い捨て)タイプで低消費電力の小型機器用途に向けて、省スペース設計で柔軟性に優れたフィルム型バッテリー「Thin-film Battery」を発表しました。

モレックスのThin-film Batteryは、0.7mmという薄さの柔らかくなめらかなシート形状で、柔軟性が求められるアプリケーションの電源に適したフィルム型バッテリーです。民生用や医療向けのウェアラブル機器に応用した場合、その柔軟性から快適な装着感を実現できます。

また商品の電子タグやスマートラベルなど、様々な形状に張り付けて使用するアプリケーションにも理想的なバッテリーです。

 

Thin-film Batteryは亜鉛と二酸化マンガンで構成されているため、廃棄の費用や手間を抑えることができる点も特徴の一つです。現在、先進国の多くでは産業廃棄物処理の規制が厳しく、リチウム電池は廃棄時に費用と手間がかかる部品の一つとなっていますが、本製品に用いられている亜鉛と二酸化マンガンは廃棄が容易なことから、こうした廃棄時の課題を解決することができます。

またThin-film Batteryには内部抵抗の少ない積層構造が採用されており、単一層構造の製品と比べて、より高いピーク電流を供給できます。このため、無線通信を伴うアプリケーションなど、IoT時代を見据えた様々な機器に対応することができます。

 

フィルム型バッテリーの主な特徴
■出力電圧3.0Vと1.5Vの2製品をラインアップ
■曲げ半径25mm以上の曲面にも使用が可能
■重金属を使用していないため、経済的で環境にやさしく、リチウム電池の代替利用が可能

 

本バッテリーは、ウェアラブル電子機器、バイオメトリックモニター、スポーツモニターなどの民生用途、モニター装置や診断および治療用デバイス、血糖や呼吸モニター、ドラッグデリバリーなどの医療用途、スマートラベルやタグ、生鮮食品モニター、環境センサーなどの産業および IoT 用途に適しています。

詳細:「Thin-film Battery」