三菱電機、秋葉原に最先端のものづくりを見て、学んで、試せるFAセンターをオープン

2018年7月2日

 三菱電機は2日、東京・秋葉原にFA機器や産業用ロボットを常設展示し、各種機器やソリューションのトレーニング受講やデモテストなどを体験できる「東日本FAソリューションセンター」(東京都台東区台東1−30−7秋葉原アイマークビル1階)をオープンした。東京を中心とする東日本の顧客を中心に1年間で1万人の来場を目指す。

秋葉原から徒歩8分 最先端のものづくり技術を見て、学んで、試せる場所

 同センターは品川区大崎にあった東京FAテクニカルセンターを移転・強化したもの。従来もあったトレーニングスクール機能に、製品やロボットアプリケーション、ソリューションや導入事例などを目で見て体感できるショウルーム機能と、ロボットやセンサ、FAシステムを試せるテストエリアを加え、「見る・学ぶ・試すを三本柱とする施設」としてオープン。面積は、ビルの1・2階部分を使い、合計1840㎡となる。

最先端工場のあり方から具体的なソリューションまでを見られるショウルーム

 「見る」ショウルームのエリアは、180度の巨大スクリーンでFA事業を紹介するウェルカムゾーンを皮切りに、産業用ロボットとFA機器で組んだ自動化ソリューションの実機展示と、e-F@ctoryを支える技術と導入事例を巨大ディスプレイとミニチュア模型で紹介するゾーン、幅広いFA製品と配電制御機器とソリューションを展示する機器展示ゾーンで構成。

 自動化ソリューションの展示では、業種別・工程別ソリューションとして食品業界向け、自動車業界向け、電子機器業界向けの3業界向けの実機システムのデモを実施。食品業界向けではお弁当の盛り付けの変種変量生産、棒付き飴を指定された箇所に高速・正確に刺すデモを行い、自動車業界向けでは力覚センサを搭載したロボットでギヤの組み付けと検査、カーナビシステムの動作試験を行っている。

 電子機器業界向けのデモでは、基板に電子部品を載せるところからはんだ付けまでの一連の工程を1台のロボットで行うデモと、2台のロボットを協調動作し、ゲーム筐体のシーリングと組み付け、通電させてからの動作検証テストを提案している。

またフューチャーソリューションとして同社のAIであるMaisart(マイサート)を使ったデモも行っている

ロボット、センサ、FAシステムを実機で試して評価する

 「試す」テストエリアは、ロボットとセンサ、FAシステムの3種類・4部屋のデモルームを完備。ロボットのデモルームは多関節ロボットとスカラロボットの合計5台を備え、顧客が持ち込んだハンドやワークを実機を使って検証できる。センサルームは、レーザー変位センサとビジョンセンサ、照明、レンズがあらかじめ揃えてあり、それらを使って組み合わせて実機評価が可能。FAシステムのテストエリアはiQスクエアという名前で、シーケンサと表示器、インバータ、サーボモータを揃え、実際のシステムに近づけた形で動作検証ができるようになっている。

入門編から応用まで全40のコースを学べる ロボット実機を触って学ぶ講座も

 「学ぶ」のトレーニングスクールはFA入門から基礎、応用コースまで40講座が揃え、それらを受講して学ぶことができる。以前のセンターの4部屋から新たに2部屋増えた6部屋体制となり、より多くの人が参加できるようになった。ロボット講座専門の部屋には演習用ロボット5台が置かれ、受講者が2人一組で実際に動かし、2日間の講習で安全特別教育の教示の修了証を得ることができる。

テーマは自動化 三菱電機の総合力を体感できる施設へ

 オープンにあたりFAシステム事業本部の三条寛和機器事業部長は「秋葉原に総合力を体験できる施設として開設した。ものづくりをここから加速させていくことをコンセプトとし、今回は東日本で先進のものづくりを見て試す場にしていく。この施設のテーマは自動化。AIや表示器、配電制御機器など全てを組み合わせて自動化を学んでもらえればと思っている」と話している。

参考:三菱電機