電子機器トータルソリューション展 2018 6月6日~8日 東京ビッグサイト 6展に514社出展

2018年6月6日

6月6日(水)~8日(金)の3日間、「電子機器トータルソリューション展」(主催=日本電子回路工業会、エレクトロニクス実装学会、日本ロボット工業会)が東京ビッグサイト(東4~8ホール)で開催される。同展は、電子回路技術、高密度実装技術、電子部品実装機、新規回路形成技術、電気・光接続技術と、今年から新たに加わったセンサー技術に関連する専門展6展が集まった電子回路関連産業展。今年は514社が出展し、5万人の来場者数を見込む。開場時間は10時~17時、入場料は1000円(招待券持参者、事前登録者は無料)。

 

のせる つなぐ つくる そして ひろげる

活発な交流や商談の場として毎年盛況な同展は、今年は新たに「Smart Sensing 2018」が加わり6展で構成される。

従来からの「JPCA Show 2018(第48回国際電子回路産業展)」、「2018マイクロエレクトロニクスショー(第32回最先端実装技術・パッケージング展)」、「JISSO PROTEC 2018(第20回実装プロセステクノロジー展)」、「有機デバイス総合展(IoT対応半導体・回路基板展)」、「WIRE Japan Show 2018(電気・光伝送技術展)」に、センサーおよび関連するシステムの専門展「Smart Sensing 2018」が加わり、トータルソリューション感がより高まった展示会となっている。

今年は、「のせる つなぐ つくる そして ひろげる」をテーマに、昨年(456社、1355小間)を大きく上回る514社(1473小間)の規模で開催される。

同展のコンセプトは『Connected Industries』と『新X』。異なる業種や学術団体などが集う展示会において人と人とを「connected」することや、異業種や異業態との接点により新しい技術や取引に向け「connected」することに加え、新製品や新技術など、出展者、参加者が「新しい何か(X=エックス)」を発表する場や見いだす場として活用することで、『新X』と「Connected」することを期待している。

 

■JPCA Show 2018(第48回国際電子回路産業展)

同展のテーマ「のせる つなぐ つくる そして ひろげる」の中の主に「つくる」を実現する「JPCA Show」は、さらに4展で構成されている。

「2018 プリント配線板技術展」は、片面・両面・多層プリント配線板、フレキシブルプリント配線板、ビルドアップ配線板、フレックスリジッド配線板などの製品、設計・検査・プロセス技術、各種装置やシステムなどが出展される。「2018 半導体パッケージング・部品内蔵技術展」は、リジッドサブストレート、ビルドアップサブストレート、ウェーハレベルパッケージ、二次元・三次元パッケージなどの製品や技術、システムが集合。「2018 機器・半導体受託生産システム展」は、プリント配線実装基板、モジュール実装基板、挿入部品実装基板、チップ部品実装基板、ICパッケージ実装基板や、これらに関連する技術、材料、装置、システムなどが披露される。そして、製品が一堂にそろう「フレキシブルプリント配線板製品出展エリア」となっている。

また、プリント配線板の基礎から学べる「ぷりんとばんじゅくセミナー」「JPCAめっき表面処理セミナー」「JPCA設計セミナー」のほか、「トヨタ式現場管理『ものづくり日本再生のための7つのカイゼン』」をテーマにした特別講演など計15セッションの「ダントツものづくりセミナー」等のオープンセミナーも実施される。

 

■2018マイクロエレクトロニクスショー(第32回最先端実装技術・パッケージング展)

テーマの「ひろげる」部分を担う「マイクロエレクトロニクスショー」は、最先端将来技術を中心とした、高密度・高周波実装技術応用製品、高密度サブストレート・インターポーザ、部品内蔵基板、半導体チップ、システムインパッケージ(SiP)/システムオンチップ(SoC)、高密度実装関連材料などが展示される。また、「最先端実装技術シンポジウム」、大学・研究機関の成果発表の場である「アカデミックプラザ」、各企業の半歩先の技術提案を行う展示「eX-tech 2018」も同時開催される。

 

■JISSO PROTEC 2018(第20回実装プロセステクノロジー展)

テーマの「のせる」部分を実現する「JISSO PROTEC」は、電子部品装着機、電子部品挿入機、クリームはんだ印刷機、はんだ付け装置や、実装関連機器、半導体実装器・システム、検査機器、実装デバイス・部品などが出展される。電子機器や電子部品、半導体の小型化・軽量化を支える先端技術、高密度配線板や材料技術など、世界のエレクトロニクス業界に貢献する最新の実装プロセス技術が披露される。実装設備の概要と今後の展開、クリームはんだ印刷技術など、計12セッションの「PROTECセミナー」も実施。

 

■有機デバイス総合展(IoT対応半導体・回路基板展)

「有機デバイス総合展」は、プリンテッドエレクトロニクス基板、ディスプレイ製品(有機TFT、有機/無機EL、液晶ディスプレイ、電子ペーパー、ウェアラブルディスプレイ等)、次世代照明などの製品や材料、設計・検査技術、装置、部品などを展示。

 

■WIRE Japan Show 2018(電気・光伝送技術展)

「WIRE Japan Show」は、産業用機器、電線・ケーブルおよびコネクタ、電線加工機、配線用部材、ワイヤーハーネス、電線・ケーブル用計測器、(電線・ケーブル・ハーネス)製造装置、検査機などが集結。「WIRE Japan Show セミナー」も実施される。

 

■Smart Sensing 2018

同展のテーマである「つなぐ」部分を担当する「Smart Sensing」は、ハード技術とリアルデータの融合によるIoT社会を実現させるリアルデータプラットフォームの展示会。60団体が出展する。展示会場の中心に設置される「Smart Sensing 2018 イノベーションサミット」では、6つのKeynote Speechと、12の企業プレゼンテーション、計18講演を予定。リアルデータのIoTプラットフォームから、AI・人工知能などのデータマネジメント、LPWAやビーコンなどの各種通信規格の実施応用例などを中心に、センサーを軸としたハード的な要素から、実際のアプリケーション活用まで、センシングの最新技術や、業界動向を発信する。

また、「次世代センサパビリオン」では期間中、これからのデータ管理や、今向けられているセンサー活用などの課題を解決するためのピッチステージを開催。FAプロダクツによる「製造業でIoT化が進まない理由と解決策」など、参加企業5社がそれぞれの立場から発表する。

会場では、テクサーと合同で、BLE名札と情報収集器による来場者の動線軌跡や参観履歴を記録。出展者、セミナー、主催者企画などの移動履歴をデータ化し、今後の展示会のあり方の検証も行われる。

 

目指せ! はんだ付けの日本代表 多彩なイベント、200本超のセミナー開催

会期中は、さまざまな企画やイベント、セミナーが用意されている。

今回で14回目となる「JPCA賞(アワード)」は、製品・新技術の紹介を行う「NPI(出展者)プレゼンテーション」の中から、JPCA賞を選出。本年の栄光に輝いたのは、パナソニック「ハロゲンフリー超低伝送損失回路基板材料 R-5515(銅張積層板)」、日立化成「次世代パッケージ用低熱膨張、低弾性多層化プリプレグ GEA-775G」、上村工業「ファインパターン対応 ニッケルフリー新規無電解Au/Pd/Au工程の紹介」の3社が受賞した。表彰式は6日(水)16時40分から東7ホールで行われる。

また会期中、はんだ付ワールドカップの挑戦権をかけた「IPCはんだ付けコンテスト2018」(東8ホール)が開催される。同コンテストは、2019年1月に行われる世界大会への出場権をかけた国内予選となっており、制限時間内にプリント配線板に手作業で部品をはんだ付けし、その出来栄えを競うもの。賞金と副賞もあり。

今回初の試みとして注目されるのは「TEPパビリオン」(東8ホール)だ。TEP(東京都電機卸商業協同組合)の会員企業から15社が参加し、日頃扱っている電子部品や制御機器・システムなどを展示し、電子機器のトータルソリューションを提案する。まるでアキバの電気街が東京ビッグサイトに再現されたように電子部品等が勢ぞろいする。

東7ホールの「主催者テーマ展示」会場では「キバンの新たな可能性を探る展示」として、曲がる透明キバンや、キバン柄アクセサリー、キバンアートなどが展示される。

昨年、日本ロボット工業会会員企業など20社が中心となって検討を開始した「JARAS(実装機器通信にかかる日本ロボット工業規格)」がこのほどまとまり、2018年6月1日から発行した。JISSO PROTECのセミナー会場で6日と7日にこの概要説明の講演会が行われる。

基調講演は、安川電機の小川昌寛執行役員 ロボット事業部長による「ロボットの進化と新たな産業自動化への提案」や、デンソーの鶴田真徳常務役員による「デンソーの車載向け半導体/センサーの向かうべき将来について」など、計16セッション。このほか、出展者(NPI)プレゼンテーションや各種セミナーなど、会期中は200本を超えるセッションが予定されている。

なお、同じ会期で東1~3ホールでは「ANEX2018(アジア不織布産業総合展示会・会議)」が開催される。日本では12年ぶりに開催される同展は、不織布に関する総合国際展で、電子機器とも関係する部分も多い。会期中は相互入場が可能となっている。

そのほか、震災被害地である福島、熊本を応援するためのPRブース(東7ホールVIPラウンジ)も設けて、特産品の販売なども行う予定。

 

▼「JPCA Show 2018(第48回国際電子回路産業展)」出展社ブースを取材したレポートをご覧いただけます。JPCA Show 2018 第48回国際電子回路産業展 取材レポート