オン・セミコンダクター、要求の厳しいアプリケーション向けに、業界をリードする極めて高いPSRR LDOレギュレータを発表

2018年6月5日

高効率エネルギーへのイノベーションを推進するオン・セミコンダクター(米国アリゾナ州フェニックス)の日本法人オン・セミコンダクター(東京都品川区)は、ノイズ・センシティブなアナログ設計においてより優れた性能を実現する、業界最高の電源電圧変動除去比(PSRR)を持つ超低ノイズLDOレギュレータの新ラインナップを発表しました。

新製品のNCP16xシリーズと、その派生品種であるAEC-Q100準拠の車載向けNCV81xを搭載する事により、自動車のADASイメージセンサ・モジュールやポータブルデバイスをはじめ、802.11ad WiGig、Bluetooth、WLANなどのワイヤレス・アプリケーションなどの用途で性能を向上できます。

NCP16xシリーズには、1.9から5.5ボルト(V)の幅広い入力電圧範囲をカバーする4つのデバイスがあり、さまざまなエンドアプリケーションをサポートします。

出力電流250ミリアンペア(mA)、450 mA、および700 mAの各デバイスが、共通のパッケージフットプリントに収められるため、設計のスケーラビリティが容易です。

PSRRは98デシベル(dB)と極めて高いため、不要な電源ノイズのセンシティブなアナログ回路への到達を阻止します。一方で、ノイズは6.5マイクロボルト(μV)RMSと極めて低いため、出力キャパシタンスの追加を不要にします。

 

この新しいLDOレギュレータは、80ミリボルト(mV)の低いドロップアウト電圧を持ち、バッテリー駆動する最終製品の動作時間の延長に役立ちます。無負荷時静止電流がわずか12マイクロアンペア(μA)であることも、さらにそれを強化します。

本シリーズは1.2 Vから5.3 Vまでの固定出力電圧で利用でき、適用範囲全体での精度は+/-2% です。入力と出力でわずか1 μFのキャパシタンスを用いて安定した動作を実現でき、システムのコストとサイズを小さくできます。

新たな特許取得済みのアーキテクチャを実装することで、極めて高いPSRR性能を実現し、この分野におけるオン・セミコンダクターのリーダーシップの位置を拡大します。広帯域(10 kHzから100 kHz)にわたる高いPSRRの実現は、エンドアプリケーションの性能に対して重要です。

例えばADASカメラ用のイメージセンサのアプリケーションでは、NCV8163は、画素に反映される電圧信号を損なう電源ノイズを排除することで、画像品質を向上します。WiGig 802.11adなどのワイヤレス・アプリケーションでは、NCP167が持つ極めて高いPSRRと極めて低いノイズの組み合わせでクリーンな電源供給により、システムのパワー/ビット効率の能力が高まります。

 

オン・セミコンダクターのシニア・ビジネス・ユニット・ディレクターのティム・カスケ(Tim Kaske)は、次のように述べています。

「この超低ノイズLDOの新シリーズは、PSRRを劇的に向上し、従来のLDOと比較して30 dB上回ります。当社のお客様は、この製品ファミリーにより新たな性能レベルを実現できます。LDOは今もなお低電流アプリケーションの最良のソリューションです。

小さなサイズと、今やいっそう高レベルになったPSRR性能と低ノイズで、ノイズ・センシティブなRFやイメージセンサ・アプリケーション向けの理想的なパワーマネジメント・ソリューションとなっています。

その一例として、当社は、この新しいLDOファミリーを使用するイメージセンサのリファレンスデザインを増やしています。オン・セミコンダクターが提供するトータルシステムレベルのアプリケーションにより、今日のマーケットで入手できる最高画質のセンサソリューションを、迅速に実装できます」

 

NCP16xデバイスは、TSOP-5、XDFN-4、およびWLCSP-4パッケージで提供されます。派生品の車載用NCV816xデバイスは、TSOP-5およびXDFN-4パッケージで提供されます。

全製品が、近年の高密度設計に適しています。本製品の価格並びに納期については、オン・セミコンダクター営業もしくは国内販売代理店にお問い合わせください。

参考:オン・セミコンダクター「要求の厳しいアプリケーション向けに、業界をリードする極めて高いPSRR LDOレギュレータを発表 」