【2018年年頭所感】日本配線システム工業会 会長 平岡敏行「第5次中期計画活動実行へ」

新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。

旧年中は日本配線システム工業会の活動に格別のご配慮ご指導賜り厚くお礼申し上げます。

世界経済ではアメリカ景気が好調を維持し、また国内についてはアベノミクスによる影響を引き続き受け、日本企業の順調な業績拡大、それに伴い設備投資から国内回帰をもたらすなど景気回復及びデフレ脱却の効果が期待されます。2020年の東京オリンピックに向けた事業や公共建築需要が期待され、19年に実施される可能性の高い消費税10%への引き上げ前の仮需要など、緩やかではありますが個人消費の回復も見込めます。

一方、18年度の新設住宅着工戸数は対前年比で需要微増と想定されております。しかし人口減少社会を迎えた日本国内では今後住宅着工増加を期待することが難しいため、リニューアル市場へ着目し住み替えを整備すると同時に総合的な省エネルギー化を進めた住宅の開発、普及などの計画及び実行が課題となります。また、HEMS、BEMS、ZEHなどエネルギーマネジメントの分野に多くの業界が参入し改革、成長を狙える市場が確立される兆しがあります。

今年度からスタートする第5次中期計画は、「快適で安心・安全な暮らしを配線システムで実現する運動」の5大重点活動テーマとして「①安全品質の追及活動」、「②安全・点検リニューアル活動」、「③環境対応推進活動」、「④標準化推進活動」そして「⑤新規分野開拓活動」を掲げております。今年はこの5大重点活動テーマを実行すると共に、HEMS、BEMSを中心としたスマートハウスや太陽光発電対応住宅用分電盤、感震機能付住宅用分電盤、電気自動車の充放電システム等、新規分野について新たな市場を創造して参ります。また、当工業会で定めました「交換の目安:配線器具は10年、住宅用分電盤は13年」を訴求し、既存の住宅市場に対し安心・安全な配線システムを維持するための取替えを提案して参ります。

本年は、この中期計画を確実に推進し、工業会のさらなる活性化を図って参る所存でございます。昨年同様のご支援を頂きますようお願い申し上げます。

本年が皆様方にとりまして素晴らしい年となりますことを祈念いたしまして年頭の挨拶とさせて頂きます。

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