村田製作所は、金属面に取り付けることが可能なRAIN RFIDタグ「LXFLANMXMG-003」を商品化し、年内に量産を開始する。「RAIN」はISO/IECにて規格化された18000-63のGS1 UHF Gen2のプロトコルを使用するUHF帯RFID技術を普及させるためのグローバルアライアンス。
新製品は、UHF帯RFIDのリーディングカンパニーである米・Impinj社の「Monza R6P」(RFIDタグのIC)と同社が設計するタグで、良好な受信感度と高い読み取り性能を確保。Monza R6Pは96ビットのEPCメモリと64ビットのユーザーメモリがあり、タグの所有者は内部管理番号を追加でエンコードすることができる。
製品サイズは25×85×4.5ミリ。堅牢でIP68規格の防塵・防水構造を有しており、屋外での使用も可能。
そのほか、最大10メートルの長距離通信が可能(4W EIRP)で、UHFのグローバル帯(865MHz-928MHz)に対応予定となっている。
主な用途は、工事現場の資材や工具、IT機器、物流カートやコンテナなどの金属物の管理など。