日本 ものづくりワールド 2017 6月21日~23日 東京ビッグサイト

4つの専門展一堂に 2420社出展、活発に商談
世界の最先端技術披露

世界最大級のものづくり専門展「日本 ものづくりワールド 2017」(主催=リードエグジビションジャパン)が21日~23日までの3日間、東京ビッグサイト(東1~8ホール)で開催される。同展は「設計・製造ソリューション展」「機械要素技術展」「医療機器開発・製造展」「3D&バーチャルリアリティ展」の4つの展示会で構成。開場時間は午前10時~午後6時(23日は午後5時)で、入場は、招待券持参者、事前登録者は無料。会期中は8万9000人の来場が見込まれる。

「日本 ものづくりワールド」は、今年から東京・大阪・名古屋で開催され、名古屋は4月に終了している。日本はもとより世界中から集まった出展企業が最先端技術を披露し、製造業ユーザーとの間で活発な商談や技術相談を行う。東京開催には初出展510社を加えた2420社が出展する。

第28回設計・製造ソリューション展(DMS)
「ものづくり展示」に注目

「第28回設計・製造ソリューション展(DMS)」は、製造業向けITソリューションが一堂に会する日本最大の専門展で、420社が出展する。

展示は製品カテゴリーごとに、専門ゾーンを特設。CAD&PLM/PDM、CAM、CAE、3Dプリンタ/RP、3次元測定、SCM・ERP・生産管理システム、図面管理・文書管理、技術伝承・技術者教育、設計・製造アウトソーシングに加え、今回は「つながる工場」関連のゾーンを新設する。

注目は、IoT、人工知能(AI)を活用した「ものづくり」展示や、過去最多の出展数となった3Dプリンタ関連。日本初進出のアメリカ製3Dプリンタも登場するなど、国内外の主要3Dプリンタを比較検討できる。また、主要CADもほぼ全てが出展予定で、世界的に有名な3D
CADから、世界最速の国産3D
CAD、50万円以下で初期投資を抑えて導入できる本格3D CADまで、多種多様な展示による盛況が予想される。

セミナーの特別講演では、「CIOが語る『ものづくりIT戦略』」をテーマに、富士通の松本雅義執行役員・CIO、IHIの村野幸哉執行役員・高度情報マネジメント統括本部本部長が登壇する。その他、専門セミナーでは「設計・開発での3Dツール活用」「コストマネジメント」といった毎年人気の内容から「品質保証」「設計革新」などの注目のテーマに至るまで製造業を代表する企業の最新事例を紹介する。

第8回医療機器開発・製造展(MEDIX)
表面処理・ポンプゾーン新設

「第8回医療機器開発・製造展(MEDIX)」は、金属・樹脂加工技術や、製造装置、装置部品、FA、計測技術、画像技術、包装技術、ITソリューションなど、医療機器を開発、製造するためのあらゆる技術を集めた専門展で、300社が出展。電子部品、OEM、試作・加工技術、試験・計測機器/センサの4つの特設ゾーンに加え、コーティング・表面処理ゾーンとポンプゾーンを新設して開催する。

基調・特別講演では、日本発の医療機器開発を促進するキーパーソンからの提言や、医療機器の開発強化と実用化に向けた政府の諸施策を紹介。専門セミナーは、「異業種からの新規参入ポイント」「医療機器イノベーションのポイント」「産学医工連携」といった、今押さえておきたい内容が満載となっている。

第21回機械要素技術展(M-Tech)
バリ取り技術セミナー開催

「第21回機械要素技術展(M-Tech)」は、軸受けやベアリング、ねじ、ばねなどの機械要素や、金属、樹脂に関する加工技術が集結した専門技術展で、1610社が出展。製品カテゴリーごとに、モーション技術、モータ、配管部品、油空圧機器、機構部品・関連製品、ねじ・締結技術、ばね、機械材料・加工技術、微細・超精密加工、大物・厚物加工、表面処理・改質、バリ取り・表面仕上げ、洗浄、工具・加工機、試験・計測機器/センサの15の専門フェアを特設する。

また、日本の産業技術力を発展させる鍵として注目が集まるバリ取り技術について、基礎から応用事例までを体系的に学ぶことができるセミナーを開催。毎年人気の入門講座では、バリレス加工の基本とバリ取り・エッジ仕上げ工具の最新動向について解説。応用事例では、ウオータージェットによる環境に優しいバリ取り・洗浄技術など、具体例を交えて紹介する。

第25回3D&バーチャルリアリティ展(IVR)
超高精細の映像技術を体験

「第25回3D&バーチャルリアリティ展(IVR)」は、最先端の3D技術や超高精細の映像技術をその場で体験できる専門技術展で、90社が出展。製品カテゴリーごとに専門フェアを特設し、今回は、3D地図・GIS、AR、3次元計測、その他3D・VRフェアに加え、ヘッドマウントディスプレイフェアを新設する。

セミナーの基調講演では、キヤノンの総合デザインセンター所長が語る3D・VR技術を活用したデザイン戦略や取り組みの紹介、VR研究の第一人者が語る最新の技術動向などVR技術の最前線が学べ、専門セミナーでは、「ヘッドマウントディスプレイ開発事例」「AR技術の活用事例」「建築分野におけるBIM事例」など、最新動向を紹介する。

一方、併催の日本 ものづくりワールドセミナーの基調・特別講演では、日産自動車の安徳光郎常務執行役員、オークマの花木義麿代表取締役社長、コニカミノルタの浅井真吾常務執行役・生産本部長など、業界トップによる27講演が予定されている。

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