ドイツ・ハノーバーメッセ インダストリー4.0の進化

ハノーバーメッセ2017が、4月24日から28日までの5日間、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で行われた。70カ国・地域から6500社以上が出展し、20万人以上が来場した。

インダストリアルオートメーション、デジタルファクトリー、モーション・ドライブ、エネルギーなど13の領域に分かれ、約30のホール・パビリオン、屋外で展示が行われた。

システム構成 具体的に

インダストリアルオートメーションには、FAやPA領域の1200社7800製品が出展。地元ドイツのシーメンス、フエニックス・コンタクト、ベッコフオートメーション、TURCKをはじめ、ABBやシュナイダーエレクトリック、B&Rなどヨーロッパ企業が大規模なブースを展開。日系メーカーでは、卓球ロボットデモが出品したオムロンが存在感を放った。

この分野ではインダストリー4.0の次のステップを模したデモが多く、「何をするか?」ではなく、「具体的にどうするか」といった製品やシステム構成などの展示が目立った。

デジタルファクトリーには350社1250製品が出展。アクセンチュア、アマゾンウェブサービス、IBM、マイクロソフト、SAPなどスマートファクトリーを支える企業のほか、STRATASYSなどアディティブマニュファクチャリングもこのゾーンに展開。

モーション・ドライブ&オートメーションには、モータやポンプ、直動機構など1190社が出展。ドイツの中小企業ほか、イタリアやフランスなどヨーロッパ企業が集まった。

ロボットでは、ファナック、KUKA、川崎重工などロボットメーカーが大規模ブースを出展したほか、ユニバーサルロボット、Rethink Roboticsなど協働ロボット、ハンドメーカーのSHUNCKなどがコマ数の多いブースを展示。特にロボットSIによるコボッツ(Cobots、協働ロボット)活用展示が多く見られた。

国別では、ドイツ企業が2668社、次いで中国が1394社、イタリア467社、フランス293社と続き、アメリカ167社、台湾126社、韓国112社が出展。日本は37社だったが、海外現地法人が出している企業もあった。

今年のパートナー国はポーランドで、来年は中南米国では初めてメキシコが務めることが決定した。

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